キュウイフルーツの摘果作業をした。受粉がうまくできなかった小さいもの、変形したものを摘果する。太い枝の剪定も行なった。連日の猛暑の中での作業、雨も少ない。
お昼休み棚の下でお弁当を食べた。山道の脇に成っていた真っ赤な木苺の実がすっぱくて美味しかった。広大な棚の上に広がった、キュウイフルーツの葉っぱの隙間から溢れる陽の光がとても綺麗。聞こえてくるのは時折聞こえる、遠く山の下を走る軽トラの音。鳥や蝉の鳴き声。カサカサと風で擦り合う葉っぱの音。暫く椅子にもたれてぼんやりしていた。穏やかな静かな時間を過ごした。
今年の作業は終わり。秋の収穫を待つばかり。果物農家さんのお手伝いをさせて頂いて多くの事を学び、沢山自然に触れた。自然の中に立つ自分の心がいつも癒されていた。
常に天候に左右されながら、果物の成長を把握して作業していく。健康第一でなければやり通せない。作る喜び、食す喜びの陰には大変な日々があるのだと知った。